ひとり言をぶつぶつぶつ


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大人になったから

 尾山台の老舗のフランス菓子店。高校生のころから憧れていた店に、やっと行くことができた。
 土曜日の昼下がり、なぜか私がお店に入った途端、あとからあとからお客さんがぞろぞろ。
 いつもなのである。私、客寄せパンダ、招き猫と言われる。
 お客の多さにまぎれて、店内の色々な伝統菓子をチェック。
 残念なことに生菓子は熊野まで持って帰れないから、買えるものは限られる。
 パンも魅力的だったけれど、今回はなぜか今まで全く興味のなかったお菓子に心惹かれた。
 ヌガーである。キャラメルである。そしてジャンドゥーヤやマジパンのお菓子である。
 小さい1個でも、それなりのお値段がするので、何種類も並ぶ中から厳選した。
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 尾山台のこの店には、一時期、高校時代の友人が勤めていた。私にニューミュージックという言葉を教えてくれた彼女(アリ)は、さだまさしのファンだった。何しろ私は音楽について全く無知で、皆の会話に着いて行けなかった。オフコースのファンの子(シモーヌ)と、甲斐バンドのファンの子(コンダ)と、なんだかそれぞれの音楽やらルックスやらをけなしあっているのを、ただ聞いていた。そして私は他の子には内緒で、さだまさしのレコードを買った。その頃、銀座でも広尾でも無く、尾山台に本格的なフランス伝統菓子の店があると雑誌で取り上げられ、皆で偵察に行った。外から覗いてみると、店の中は暗くて、とっても敷居が高かった。ニューミュージックなんて言っている女子高生には違う世界だった。数年後の同窓会で、アリがあの店で働いているらしい、と聞いた時、アリはあっちの世界の人になったのかな、と思った。そしていつか買いに行こうと思った。30年かかったから、もちろんアリはいなかった。
 一つ一つ丁寧に作られた小さなお菓子。大量生産の物との違いがわかる、そんな大人になれたと思いたくて、やっぱり美味しい、と言いながら大切に味わった。
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by haichigi | 2012-03-13 20:13 | 食物