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火まつりのはしご その1 那智の火祭り

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a0193698_9502811.jpg 7月14日は世界遺産の那智大社のお祭り。子供の頃に一度は見たことがあるはずなのだが、おぼろげな記憶が残るだけ。昨年の台風で甚大な被害を受けた大社で、今年も例年通り祭りがおこなわれると聞いて、行ってみた。どのくらいの人ごみか、車が停められるかが不安で、かなり早い時間に那智に到着した。まずは参道を上がり、大社へ。大社の前にはタイマツが準備され、踊りが奉納されていた。
a0193698_9512910.jpga0193698_9514915.jpg 毎年来ているという達人の話を聞き、火祭りの会場の場所取りのために、慌てて古道の石畳を下り、滝つぼ近くに向かう。朝の5時から場所取りをする人もいるらしく、祭りの式次第を守って見学していたら、メインの火祭りは見逃すことになるというのだ。
 滝に近づくと、まだまだ崩れてきた岩、流されてきた木が残り、復旧途中であることがわかる。
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a0193698_9554245.jpg a0193698_956255.jpg なんとか場所を確保して、火祭りが始まるまでの2時間を森林浴ですごす。皆、椅子や段ボールを持ってきているようだが、何もない私は、式次第の書かれた紙をお尻に敷いて、石垣に座る。火の子がかかり、タイマツが熱くなるので、とかめや桶には水が準備されている。タイマツは石段を登ったり、降りたりするらしい。進行を説明する放送は、祭りというより、会議の流れを説明するように事務的なもの。
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まず、火のついていないタイマツが降りてきて、次はお迎えの3組が火を迎えに行く。そしてその火をタイマツに点けて、火祭りが始まる。
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 大きな掛け声や音楽があるわけでもない。お酒を飲んで、喧嘩があるわけでもない。スピードや力を競うわけでもない。ただ淡々と、厳かに行われる祭りだった。
 那智大社周辺には、まだまだ多くの爪あとが見られる。会場の横には倒木が山と積まれ、川には重機の乗った橋がかかる。そしてこれからの季節、雨はいつ降ってもおかしくない。テレビで毎日放送される九州の大水害。「国民の生活を守る」政治家の口にするその言葉が腹立たしく感じられる。
 この祭りでは、昨年の水害に対する話は一切なかった。とても熊野らしい祭りだと思った。 a0193698_1015483.jpga0193698_10161341.jpg

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by haichigi | 2012-07-15 11:21 | 熊野自慢 | Comments(4)
Commented by yoshirin at 2012-07-16 00:19 x
不穏な不確かな状況下で、なすべき神事が粛々と執り行われる。
素晴らしい写真ありがとうございます 楽しませて頂きました 
修学旅行以来です ミッションなのに何故かここ。。
Commented by haichigi at 2012-07-16 10:21
yoshirinさん
 修学旅行でいらしたのですね。私は火祭りはホントに久しぶりでした。熊野に住む友人たちでも、この火祭りに行ったことがあるという人は今のところ1人だけ。人ごみを考えて、みんな二の足を踏むようです。実際、駐車場には他県のナンバーの車が多かったです。
Commented by kafe3232 at 2012-07-20 17:42
わぁ~那智の火祭りって、ニュースで見ただけで・・・
こうしてみるのと違いますね・・・
厳正に粛々と行われているようで・・・
地域の伝統祭り・・・
重みがありますね・・・
さすが、世界遺産ですね(^-^)
Commented by haichigi at 2012-07-22 22:43
kafe3232さん
 私の記憶とはだいぶ違うお祭りでした。この地方では、新宮の神倉神社で冬に行われる火祭りもあって、それとごっちゃになっていたのかも。そちらはかなり激しい祭りだそうです。