ひとり言をぶつぶつぶつ
by haichigi
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
フォロー中のブログ
Bokuのtempo l...うららフェルトライフ
カテゴリ
全体熊野自慢
古民家修復
建物
古物
食物
物
生物
人物
旅行
もろもろ
以前の記事
2015年 11月2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
more...
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
私にはまだやり残したことがあった、、、
年の終わりになると何かやらなきゃ、毎年のことだけど意味もなく焦る。そして晴れた休日、今日こそリベンジするぞ、という固い決意とともに、それなりの格好をして家を出た。いままで、何度となく友人を見送ったこの階段。途中で引き返したのは3回。今回は違う。
まず、軽い山歩き用の靴。荷物は両手があく、ななめがけの小さなバック。階段の下に置かれた杖の中では、先になにやら滑り止めらしきものが巻かれたものをチョイス。そう、ここは神倉山の神倉神社。一応、世界遺産の一部だから最近観光客も増えてきた場所。
とにかく、後ろを振り返ったら終わりだ、という思いで、斜めに階段を登る。すると、その横をすたすたと杖も無く軽快に歩く老人の姿が目に止まる。何しろ狭い石の階段を私が独占しているためか、その男性は苔むす石の上を歩いているではないか。そして、「大丈夫?」と私に声をかけた。私が声をかけたのではなくて。あまりの恥ずかしさで、高所恐怖症で、今まで何回も途中で断念したが、今日こそは、と来た事を説明した。
神倉神社は山の上の岩がご神体。やっと近くで見ることができた。
地元の歴史資料館の館長だというその男性は、新宮の街を見下ろすこの神社から、誇らしげに眼下に見える新宮城址や阿須賀神社の歴史について説明してくれた。
そして「帰りは女坂という脇道があるから。そちらを降りれば、少なくとも怪我することは無いでしょう」と言い残して、また軽やかに信じられない角度の階段を下りて行った。まあ実際には私はその階段の近くにも近寄れなかったから降りていく背中を遠くから見ていただけだけど。
手だけ延ばして撮ったのがこの1枚。そして気軽な気持ちで横の女坂へと歩を進めた。苔が綺麗、椿が咲いてる、なんて最初のうちは景色を楽しむ余裕もあった。ところが、ところがである。
しばらく行くと、どう考えても獣道としか思えない道になるではないか。二手に分かれたところにも矢印は無い。一つ崖を超えた先には道らしきものが見えるけど、そこに行く方法が判らない。後ろを振り返ると、降りてきた道はまるで土砂崩れの痕のよう。もしかして、私、遭難したかも。
こんな街中の神社の階段脇の森で、まさかである。でも実は結構こういう状況に陥ること、始めてじゃない。鎌倉でも、女満別でも、確か田園調布や千鳥が淵でもいつの間にか道なき道に迷いこんだ前科がある。
セミオーダーで作った靴のおかげか、なんとか街中に帰りつくことができた。振り返ると、山の中に朱色の社が見えた。(写真を大きくして見て)
これが今年最後の小さな冒険。
まず、軽い山歩き用の靴。荷物は両手があく、ななめがけの小さなバック。階段の下に置かれた杖の中では、先になにやら滑り止めらしきものが巻かれたものをチョイス。そう、ここは神倉山の神倉神社。一応、世界遺産の一部だから最近観光客も増えてきた場所。
とにかく、後ろを振り返ったら終わりだ、という思いで、斜めに階段を登る。すると、その横をすたすたと杖も無く軽快に歩く老人の姿が目に止まる。何しろ狭い石の階段を私が独占しているためか、その男性は苔むす石の上を歩いているではないか。そして、「大丈夫?」と私に声をかけた。私が声をかけたのではなくて。あまりの恥ずかしさで、高所恐怖症で、今まで何回も途中で断念したが、今日こそは、と来た事を説明した。
神倉神社は山の上の岩がご神体。やっと近くで見ることができた。
地元の歴史資料館の館長だというその男性は、新宮の街を見下ろすこの神社から、誇らしげに眼下に見える新宮城址や阿須賀神社の歴史について説明してくれた。
そして「帰りは女坂という脇道があるから。そちらを降りれば、少なくとも怪我することは無いでしょう」と言い残して、また軽やかに信じられない角度の階段を下りて行った。まあ実際には私はその階段の近くにも近寄れなかったから降りていく背中を遠くから見ていただけだけど。
手だけ延ばして撮ったのがこの1枚。そして気軽な気持ちで横の女坂へと歩を進めた。苔が綺麗、椿が咲いてる、なんて最初のうちは景色を楽しむ余裕もあった。ところが、ところがである。
しばらく行くと、どう考えても獣道としか思えない道になるではないか。二手に分かれたところにも矢印は無い。一つ崖を超えた先には道らしきものが見えるけど、そこに行く方法が判らない。後ろを振り返ると、降りてきた道はまるで土砂崩れの痕のよう。もしかして、私、遭難したかも。
こんな街中の神社の階段脇の森で、まさかである。でも実は結構こういう状況に陥ること、始めてじゃない。鎌倉でも、女満別でも、確か田園調布や千鳥が淵でもいつの間にか道なき道に迷いこんだ前科がある。
セミオーダーで作った靴のおかげか、なんとか街中に帰りつくことができた。振り返ると、山の中に朱色の社が見えた。(写真を大きくして見て)
これが今年最後の小さな冒険。
by haichigi
| 2012-12-26 19:54
| 熊野自慢